事務は人気がある一方で、次のような意見を耳にします。
事務はやめとけ!
基本は、座り仕事で、休みが多く残業が少ないイメージなのにどうして?
という疑問をもつ方も多いでしょう。
今回は、
- 「事務職はやめとけ」と言われる理由
- 後悔しない仕事選び
のためのポイントをお伝えします。
事務職はやめとけと言われる理由
事務職は人気でホワイトな職種のイメージです。
「やめとけ」といわれる理由には、次のようなものがあります。
- AIに仕事を奪われる
- 人間関係が難しい
- 業務内容にあまり変化がない
- 給料が上がりにくい
- デスクワーク
- 求人数が少ない
AIに仕事を奪われる
事務の仕事は、
- 書類の作成や処理、ファイリング
- データ入力、分析
- 電話対応
- 来客対応
- 社内の備品管理
などがあります。
日々デジタル化する中で、さまざまな業務が効率化・自動化するでしょう。便利になる一方で、簡単な仕事からAIに奪われていく可能性があります。
今後は、新しい知識や経験を身につけ、より高い価値をつけることが必要になるかもしれません。簿記やITパスポートなどの資格にチャレンジしてみるのもオススメです。
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人間関係が難しい
企業や部署にもよりますが、事務は女性が多い会社がほとんどではないでしょうか。
私自身メーカーで働いていたころ、全体としては男性が多かったですが、事務だけでみると女性の比率が高かったです。
男性にとっては居場所がない原因にもなりますし、女性にとっては仕事以上に人間関係に気を遣う可能性があります。
業務内容にあまり変化がない
書類作成やデータ入力などルーチン化された仕事が多いです。
コツコツ同じことを続けるよりも、新しいコトにどんどんチャレンジしたいタイプであれば、「事務はやめとけ」と言われるかもしれません。
ただし事務であっても、
- 時間短縮、コスト改善、品質向上などの業務改善
- 経理、人事、総務などのより専門的な事務
を目指すことによって、工夫次第で新たな業務に挑戦することは可能です。
給料が上がりにくい
ルーチン化された仕事が多いため、会社から評価されるのも難しいです。
毎日、毎月、同じ仕事が出来て当たり前
と、思われるでしょう。
新しい仕事が少ない分、評価されにくく、結果として給料に反映されることが少ないです。
お給料がモチベーションに影響する人は向かないかもしれません。
デスクワーク
基本デスクワークで立ち仕事が少なく、体への負担は少ないです。
ただし、
- PCや書類とにらめっこで目が疲れる
- 同じ体勢で、腰痛や肩こりがある
- 外出が少なく、息苦しい
といったデメリットもあります。
特に体を動かすのが好きな方はしんどい思いをする可能性も。
求人数が少ない
事務が人気な職種である一方で、デジタル化などで業務の効率化が進んだ結果、求人数は少なくなります。
スキルや経験で企業に提供できる価値がないと、就職活動を頑張っても思うように成果がでないこともあります。
自分に合った仕事を選ぶには
ここまで読んでみて、
それでも事務職にチャレンジしてみたい!
という方は事務に応募をしてみましょう。
ちょっとイメージと違った。自分の性格的に自分には合っていないかも!
と、感じる方は別の職種を探してみるのも良いですね。

また仕事を探すときのポイントは、
- 業務内容が明確で、よく分かる
- 仕事内容が自分の「得意」「好き」と合っている
- 会社の「理念」「文化」に共感できる
- 「給料」「休日数」などの条件を満たしている
をみるのがオススメです。
求人内容で把握しきれない場合は、面接を通して1つずつ確認していきましょう。不安なときは、転職エージェントに相談してみるのもひとつです。
まとめ
「事務はやめとけ」と言われる理由についてお伝えしました。人によって、求める条件も自分の好き・得意もさまざまです。正解も不正解もありません。
理由について知ったうえで「やっぱり事務はいいな!」と思った場合は、ぜひチャレンジしてみてください。
私も9年ほど事務をしていますが、工夫次第でとても楽しいです!
仕事選びや転職活動で悩んでいる方の参考になれば、嬉しいです!
せっかく頑張って働く時間です。みなさんのお仕事が、楽しく充実したものになるよう応援しています!