派遣で働き始めたけど、飲み会に誘われない、、、
派遣は私1人だけで、なかなか輪に入っていけない。。
こんな「疎外感を感じる」というお悩みありませんか？
この記事の書き手は、
- 人事歴9年以上
- 派遣社員の受け入れを年間50～100名以上、担当
- 派遣会社との取引は30社以上
という感じ。
たくさんの派遣社員さんと出会う中で、疎外感に悩んでいる方を多くみてきました。
- 疎外感を感じる理由
- 疎外感を感じたときの対処法
派遣で疎外感を感じる理由
派遣あるあるをみていきましょう。
- 業務内容が異なる
- ランチや飲み会に誘われない
- コミュニケーションが少ない
- 派遣社員が自分ひとりだけ
- 契約期間の話をされる
- 給料やボーナスの話をしている
業務内容が異なる
「同一労働同一賃金」という派遣・パート・有期雇用にかかわらず、同じ仕事をしていれば、同じの賃金を支給するという考え方があります。
派遣と正社員で給料の違いがある場合、仕事内容も差をつけなければいけません。そのため派遣は、簡単で責任が少なく業務内容が違うことが多いです。
また雇われている企業が違うため、重要な内容に関しては開示されない場合もあるので、情報共有されない場合もあるでしょう。
実際、人事部で働いていた派遣社員さんも、重要な守秘義務を扱う会議は参加が認められていませんでした。
自分だけ仕事内容が違ったり、情報共有されなかったりすると、疎外感があります。
「あなただから」という理由ではなく、「同一労働同一賃金」「雇用されている企業が違う」という理由で、仕方なく差をつける場合もあるのです。
ランチや飲み会に誘われない
仕事以外での人間関係がめんどうな場合はラッキーですが、ランチや飲み会などプライベートでも職場の仲間と交流したい人にとっては、さみしいものです。
- 雇われている企業がちがうため遠慮している
- 初めて受け入れるためどう扱っていいか分からない
- 契約期間が不透明なため配慮している
といった理由があるかもしれません。
決してあなたが受け入れられていないわけではなく、むしろ職場で配慮されているために孤独な思いをしている可能性も。
コミュニケーションが少ない
職場では、もちろん仕事の話が多いでしょう。また雑談であっても、職場の仲間の話題がよく出ると思います。
派遣社員は正社員よりも仕事内容が簡単であると、仕事の話も減ります。また新しい派遣先へ来たばかりであれば、社内の人間関係についても詳しくありません。
自分だけ職場の仲間と話す機会が減ってしまうのは、ある意味必然かもしれません。
以前、派遣Aさんから「疎外感がある」と相談が。
話を聞いてみると、職場の上司はまず正社員に教育をしていたため、派遣Aさんはひとりぼっちになっていました。
業務内容の違いからコミュニケーションの少なさが生まれていたようです。
派遣社員が自分ひとりだけ
派遣社員を多く受け入れている企業や部署であれば、同じ仲間同士コミュニティができます。
反対に、「自分ひとりしかいない」という状況であれば、同じ悩みや苦しみを共有できる相手が少なくなります。
何かあったときに職場で気軽に話せる相手がいないことは、疎外感があるでしょう。
契約期間の話をされる
派遣社員である以上、契約期間が存在します。契約期間の延長や更新のお話は、派遣元より正式にされます。
○○日までで、仕事終わりだもんね。
と終了をほのめかすような話が派遣先であったときは、不安・疎外感があるでしょう。
本来、派遣先の発言としてNGですが、このような話題が出たときは派遣元の担当者に相談しましょう。
給料やボーナスの話をしている
派遣と正社員では雇用元が違うため、給料やボーナスの金額、振り込み日などについても異なります。
ボーナス支給日に、
今回のボーナスは、前回より10％アップしてたね！
私たちの頑張りが認められて嬉しいね！
と話していても、話題には入っていけません。
場合によっては待遇差も感じてしまい、人知れず悲しい思いをすることも。
派遣で疎外感を感じたときの対処法
これまでの経験をもとに、対処法を5つお伝えします！
- 期待や依存をしない
- 自分からコミュニケーションをとる
- 割り切って業務に集中する
- 派遣先を変える
- 転職する
期待や依存をしない
派遣である以上、正社員と異なる業務内容・待遇は避けられません。最初から「ちがうものなんだ！」と心にとめておけば、穏やかな気持ちでいられるかもしれません。
- 人間関係や社内政治に巻き込まれなくてすむ
- 責任や業務のプレッシャーが少ない
- 柔軟な働き方ができる
のような「ポジティブな側面もあるな」と思えれば、少し気楽になることも。
自分からコミュニケーションをとる
コミュニケーションが少ないと感じる場合は、自分から働きかけてみるのもオススメです。
- 笑顔であいさつする
- 目を見て話をする
- 仕事やスキルアップについて質問してみる
- 相手が興味のある雑談をふってみる
- 困っている人がいたら助ける
人は自分の話をするのが好きな生き物です。
仕事一筋な上司には、「仕事」の話題を。
キャンプが趣味の社員には、「キャンプ」の話題を。
相手が一番好き・得意な話題でコミュニケーションが広がるかもしれません。
割り切って業務に集中する
時には、「仕事は仕事」と割り切ってしまうことも必要でしょう。
「悩んでいる時間」を「仕事に打ち込む時間」に変えることができれば、あなたのスキルはアップしプラスに働きます。
きっとあなたの頑張りを見てくれている人は必ずいます。
今は成果や成長を感じなくても、過去を振り返ったとき、「あの時成長できて良かったな」と思える瞬間がくるハズです。
派遣先を変える
どうしても疎外感に耐えられない、、、
という時は、ガマンせず派遣会社の担当に相談しましょう。体調を崩してしまっては、大変です。
派遣会社によっては、定期的に面談をおこなっている企業もあります。
何かトラブルなどがあったときのために、担当者と定期的にコミュニケーションをとっておくことも自分を守るためのポイントです。
現在の派遣会社に不満がある場合は、日総工産など別の派遣会社からお仕事を探す方法もあります。
転職する
いろいろ試したけど、全く状況が良くならないよ、、、
そんな時は、転職するのが一番近道です。
転職する際は、
- 履歴書や職務経歴書の作成
- 企業への応募
- 面接対策
- 面接の実施
- 内定後に条件の確認
など、ひとりでやりきるのにはハードルが高いことも。
転職エージェントであれば、転職のプロがあなたの就職活動をサポートしてくれます。応募書類の添削や面接対策も充実しているので、効率良く進められます。
転職を検討し、まずは面談を受けてみるのもオススメです。
まとめ
今回は、派遣が疎外感を感じる理由とその対処法5つについてお伝えしました。
完全に平等ということはなく、多かれ少なかれ皆さん疎外感を感じる瞬間があるようです。
今、あなたが出来る小さなことから試してみてはいかがでしょうか。
少しでも楽しく充実したお仕事が出来るよう、応援しています！！これからも一緒に頑張っていきましょう！
