転職活動を始めようと思うんだけど、職務経歴書を作るのが大変で…。
周りと比べて、特別なスキルや経験もないし、不安なんだよね…。
履歴書・職務経歴書の応募書類を作るのは、とても苦労しますよね。
特に職務経歴書は時間がかかりますし、面倒でハードル高く感じます。
そうそう。まず何から手を付けたらいいのかも分からないし。
はじめて職務経歴書を書く方でも簡単にできる「優秀な職務経歴書の書き方」をお伝えしますね。
この記事の書き手は、
- 人事歴9年
- 新卒~中途まで幅広い採用経験
- 転職経験あり
という感じです。
- 職務経歴書のどこから手をつけたらいいのか分からない
- 優秀な職務経歴書をつくりたい
- 手元にある職務経歴書をブラッシュアップしたい
参考になれば、嬉しいです!
優秀な職務経歴書ってなに?
そもそも職務経歴書は、採用担当者や面接官が読む書類です。
優秀な職務経歴書は、「素晴らしい経歴や実績が書かれている書類」ではなく「相手(=採用担当者・面接官)が分かりやすい・読みやすい書類」です。
相手の視点にたって、書類を作るよう心がけることが1番大切です。
実際、同じ経験やスキルを持っている人でも、書類の完成度で「得をする人」・「損をしている人」が多いと感じています。
書類選考(応募)
▼30%
一次面接
▼30%
最終面接
▼50%
内定
※上記は、マイナビ転職を参考
また、一般的に応募~内定までの流れの中で、書類選考・一次面接は通過率が低いです。逆にいえば、最初さえ通れば、そのあとの通過率は高くなります。
優秀な職務経歴書をつくるステップ
優秀な職務経歴書を書くには、相手の立場に立つことが大切だね。
はじめは、何から手をつけていったらいいかな?
優秀な職務経歴書を作成するステップ5つを紹介しますね。
- 職務経歴書のフォーマットを手に入れる
- これまでの経歴を書き出す
- 成果に繋がったエピソードを書き出す
- 自分の強みに繋がるエピソードを書き出す
- 全体の確認をする
職務経歴書のフォーマットを手に入れる
1から作るのは大変なので、まずはフォーマットを手に入れましょう!
営業やサービス系など職種別のサンプル例文つき職務経歴書を使うのがオススメです。
これまでの経歴を書き出す
職務経歴書の全体像は、こんな感じになっています。

1番上から書いていくと、職務経歴要約からです。
ただし職務経歴要約・自己PRは、最後に書くのがオススメです。
強みや生かせるスキルを絡めて「文章で書く」ためです。
まずは、箇条書きで書ける
- 職務内容
- スキル・知識
- 資格・免許
から埋めていきましょう!
成果に繋がったエピソードを書き出す
「職務内容」、「スキル・知識」、「資格・免許」が書けたら
- 職務要約
- 自己PR
を作っていきます。

職務内容・自己PRはこれまでの経歴を振り返って、特にアピールしたいエピソードを伝えます。
書き出した職務内容をもとに、成果につながったエピソードTOP3を書き出してみましょう!
自分の強みに繋がるエピソードを書き出す
これも、成果に繋がったエピソードと同じ考え方です。
職務要約・自己PRを作成するためには、自分の強みに繋がるエピソードも必要です。
書き出した職務内容をもとに、自分の強みに繋がるエピソードTOP3を書き出してみましょう!
- 成果に繋がったエピソード
- 自分の強みに繋がるエピソード
をもとに、職務要約・自己PRを作成できれば完成です!
全体の確認をする
作成が完成したら、忘れず全体の確認をしてみましょう!
相手の視点に立ってチェックすることが大切です。
- 全体を通して、内容の筋が通っているか
- つじつまが合わないところがないか
- 誤字脱字、西暦などの間違いがないか
を確認してみましょう!
意外に、西暦など間違っている場合があります!
私自身、何度かタイムスリップしている職務経歴書をみたことがあります。(笑)
優秀な職務経歴書にするための改善ポイント
なんとか職務経歴書が完成したよ…!
でも、相手に伝わる優秀な職務経歴書になっているかな?
職務経歴書の作成お疲れさまでした。大変でしたね。
職務経歴書が完成したら、改善ポイントを見直してみましょう!
- 具体的な数値を入れる
- 専門用語は使わない
- 企業との接点を入れる
具体的な数値を入れる
採用担当者や面接官は、履歴書・職務経歴書を見て、応募者が企業の求める条件にあてはまっているか判断します。
職務経歴書に具体的な数字が記載されていると、合格ラインの判断がしやすく、イメージもわきやすいです。
営業成績3位を達成
⇒1,000人規模と10名規模では3位の重みがちがう
⇒3位でも、目標達成率に届いていない場合もある
売上高において全営業所100人中3位を達成(目標達成率200%)
専門用語は使わない
専門用語を使わないのも、とても大切です。
専門用語を使った方が文章が簡潔に書けるし、優秀そうな職務経歴書に見えない?
この場合も相手の立場になって考えてみましょう!
専門用語や難しい言葉ばかりの書類を見たら、ふつう読みたくなくなりますよね。
理解されない言葉を使ってしまうと、せっかくアピールしたい内容でも、スルーされ見てもらえない可能性があります。
- 異業種やちがう職種の用語
- 専門用語や社内用語
- むずかしすぎる言葉
がないかどうか確認して、簡単な言葉に置き換えましょう!
企業との接点を入れる
最後の改善ポイントは、企業との接点を入れる、です。
採用担当者や面接官は、応募者が企業との相性が合うかどうかも見ています。
企業との接点を入れるためには、
- 求人内容の求める人物像を確認する
- 求める人物像にあうワードやエピソードを入れる
ことがとても大切です。
優秀な職務経歴書が書ける方は、求める人物像にあうワードやエピソードが必ず入っています。
また応募者と企業の相性が確認できるだけでなく、求人内容をしっかり読んだり、企業研究をしっかりしているアピールにもなります。
おわりに
なんとか職務経歴書が出来上がったよ!
大変だったけど、納得いく応募書類が出来上がって良かった!
本当にお疲れさまでした!
書類が通らない場合や面接で質問された内容は見直して、ブラッシュアップするといいですよ。
今回は、
- 優秀な職務経歴書とはなにか
- 優秀な職務経歴書を作るステップ
- 優秀な職務経歴書にするための改善ポイント
をお伝えしました!
自分で作成し見直すのはもちろん、プロに添削してもらうことも大切です。転職エージェントを利用している場合は、ぜひ見てもらってくださいね。
あなたの転職活動が成功するよう応援しています!これからも頑張っていきましょう!
【職務要約の例】
▲▲メーカーで量販店向けの営業に従事し、その後■■メーカーで新規事業の立ち上げから販売ルートの確立、さらに工場立ち上げにも携わりました。営業職として顧客のニーズを引き出し(=強み)、前年対比を上回り売上目標を達成する成果を築いてきました(=成果)。