最近、工場の派遣として働き始めたんだ!
未経験の分野だけど、いずれは正社員になれるのかな?
新しい職場で頑張ってるんですね!
今回は、工場で派遣から正社員になるための方法についてお伝えしますね!
この記事の書き手は、
- 工場の人事歴9年
- 工場現場の経験あり
- 派遣の受入を年間50~100名以上、担当
という感じです。
- 工場で派遣から正社員になれるか気になる
- 製造業・工場の正社員を目指している
- 工場で派遣から正社員になる方法が知りたい
参考になれば、うれしいです!
工場の派遣と正社員の違い
そもそも、工場の派遣と正社員の違いはどんなものがある?
派遣と正社員の違いは、次のとおりです。
派遣 | 正社員 | |
---|---|---|
雇用形態 | 派遣元と雇用契約 有期雇用 | 就業先と直接雇用 無期雇用 |
給与 | 時給・日給制 | 月給制 |
福利厚生 | 派遣元から提供 | 就業先から提供 |
仕事内容と責任 | 契約で定められた範囲内の業務 大きな責任を負うことがない | 責任の大きい仕事も担う キャリアアップの機会が多い |
異動・転勤 | 契約内で固定 | 可能性あり |
メリット | ・勤務地や時間を選べる ・仕事で大きな責任を負わない ・自分に合う職場を見つけやすい | ・雇用と収入が安定している ・キャリアアップの機会が多い ・ローンや賃貸契約で有利 |
デメリット | ・契約更新がない場合がある ・収入が安定しない | ・異動や転勤の可能性がある ・プレッシャーが大きい |
派遣と正社員には、それぞれメリット・デメリットがあります。
正社員の安定性を重視するか、派遣の柔軟性を求めるか、どちらを大切にしたいか考えてみることをオススメします!
工場派遣の正社員登用制度とは?
工場派遣の正社員登用制度とは、派遣から正社員になれる仕組みです。
派遣から正社員を目指すメリットは、次のとおりです。
- 派遣で働く期間に、仕事や環境が自分に合うか判断できる
- 未経験でも経験を積んで正社員にチャレンジ出来る
- 慣れた環境で、役割が増えてもストレスが少ない
正社員として働く場合、一度転職すると仕事や社風が合わなかった時、また転職するにはハードルが高いです。
派遣として働きながら自分に合った企業を見つけやすいのがメリットですね。
また慣れた環境で正社員になれば、役割や責任が増えてもストレスが少ないのも魅力のひとつです。
工場で派遣から正社員になるのは難しい?
結論からいうと、派遣から正社員になる難易度は、企業の条件によります。
たった数か月で正社員になれたという場合もあれば、正社員になるまで何年もかかるケースもあるのが現状です。
一般的に正社員登用がある会社は、工場で派遣から正社員になれる可能性があります。
工場で派遣から正社員を目指している方は、条件やポイントを確認してみましょう!
- 雇用・勤務期間の長さ
- 無断欠勤や遅刻がなく勤務態度が良い
- 職場やチームで良い人間関係を築いている
- 試験の有無や内容
- 評価されるポイントや実績がある
- 持病がなく、健康状態が良い
- 残業や休日出勤にも協力的
- 年齢が20~30代で若いほど有利
- 会社が正社員採用に熱心、人手不足
派遣先が大手企業であればあるほど、条件が細かく決まっている場合が多いです。
中小企業の場合は、経営状況によって変わることも多いでしょう。
条件は、派遣会社の営業担当や職場の上司・同僚から情報収集しておくと安心ですね!
工場派遣から正社員になる方法
工場で派遣から正社員になるには、次の方法があります。
- 正社員登用制度がある会社で働く
- 紹介予定派遣を利用する
- 転職支援サービスを使う
正社員登用制度がある会社で働く
すでに派遣として働いている・働く予定の企業で、正社員を目指すパターンです。
正社員登用の条件は企業によって異なるので、条件を確認しておくことが大切です。
特に重要視されるポイントは、次の3つです。
- 雇用・勤務期間の長さ
- 無断欠勤や遅刻がなく勤務態度が良い
- 職場やチームで良い人間関係を築いている
「特別なスキルや経験もないし…」と思うことがあっても、心配ありません。
まじめにコツコツ仕事をして、上司や先輩からの信頼を積み上げていくことが大切ですよ!
紹介予定派遣を利用する
紹介予定派遣は、一定期間派遣社員として働いた後、正社員登用を前提とする雇用です。
派遣期間は最長で6ヵ月です。
派遣期間は正社員の試用期間のような位置づけです。
派遣として働きながら、職場環境や業務内容を確認できるのがメリットです。
紹介予定派遣の注意点は、
- 選考や面接があり、他の派遣より応募時点でハードルが高い
- 雇用が契約社員、企業側が採用を見送る可能性もある
- 派遣と正社員では給与などの労働条件が異なる場合もある
紹介予定派遣は応募の時点でハードルは高いですが、派遣として働く期間があることで企業とのミスマッチを防げます。
「企業とのミスマッチを防ぎつつ、将来的に正社員で働きたい!」という場合は、紹介予定派遣がある派遣会社に登録するのもオススメです。
転職エージェントを使う
正社員登用も紹介予定派遣も、必ずしも正社員になれる保証があるわけではありません。
次に当てはまる場合は、転職エージェントを利用するのがオススメです。
- 今働いている企業では正社員になれる可能性が低い
- 正社員登用されるまで時間がかかる
- できるだけ早く正社員になりたい
転職エージェントは、完全無料で転職の支援・サポートをしてくれます。
企業の情報収集、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策、企業とのやり取りなど、忙しい人でも挫折せずに転職活動ができます。
正社員登用や紹介予定派遣のように事前に働いて雰囲気を知ることはできませんが、出来るだけ早く正社員になりたい場合は、転職エージェントがオススメです。
工場で派遣から正社員になれる人の特徴
製造業・工場の人事として働く中で、たくさんの派遣社員をみてきました。
実際に面接や試験を実施して分かった、正社員になれる人・なれない人の特徴があります。
工場で正社員になれる人の特徴は、次のとおりです。
- 勤務評価・コミュニケーション能力が高い
- 向上心がある
- 上司や先輩からの信頼がある
勤務評価・コミュニケーション能力が高い
派遣から正社員になれる人は、遅刻しない・欠勤しないといった基本的なことをしっかりできている人が多いです。
またコミュニケーション能力が高く、職場やチームで良い人間関係を築いています。
当たり前のことをきっちりやることは簡単なことのようで難しいです。
普段から基本をおろそかにしないことが大切ですよ。
向上心がある
派遣から正社員になれる人は、向上心があります。
- 新しい作業も進んで覚えようとする
- 工場での改善や改良に積極的
- 後輩に作業を教えたり、困っている人のフォローができる
など、小さなことからコツコツと自主的に行動できます。
職場では、仕事の成果や実績が評価につながります。
大きな成果がなくても少しずつ実績を積み上げて、向上心があるアピールをすることも大切ですよ。
上司や先輩からの信頼がある
派遣から正社員になれる人は、上司や先輩からの信頼があります。
正社員登用で正社員を目指す場合、上司や先輩からの推薦が必要な場合があります。
普段から仕事を着実にこなし、周りからの信頼があれば、試験や評価のときに有利に進みます。
信頼を得るには時間がかかる分、評価されるとポイントは大きいです。
日ごろからコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことも大切です。
工場で派遣から正社員になれない人の特徴
工場で正社員になれない人の特徴は、次のとおりです。
- ビジネスマナーが不足している
- 自主性がない
- 会社からもらうことばかり考えている
ビジネスマナーが不足している
派遣の面接の際は、私服でラフな格好でもOKの場合が多いです。
一方、正社員の場合は、身だしなみや態度に問題があると不利になることも多いです。
派遣と正社員はちがうことを意識して、身だしなみや態度を整えておくことはとても重要です。
正社員登用の面接のときに、汚れた作業着を着てきたり、履歴書用の写真が私服といったケースはよくありました。
印象があまり良くないので、面接の場合はビジネスマナーを意識することをオススメします。
自主性がない
工場で正社員になれない人は、自主性がないことも多いです。
派遣よりも正社員の方が、担当する仕事の内容や責任の幅が広がります。
工場では派遣、契約社員、正社員と多くの人が働いており、正社員はその他の社員へ指導したり、お手本にならなければいけません。
自主性がないといつまでも指示を待っているだけになってしまうので、正社員として働くのは難しくなってしまいます。
同時に多くのことはできなくても、自分にできることを考え行動する習慣をつけることが重要です。
会社からもらうことばかり考えている
工場で正社員になれない人は、会社からもらうことばかり考えている人です。
会社と社員は対等な関係で、社員は労働力や価値を提供する代わりに会社はお給料を払います。
会社からもらうことばかり考えていると、自主的な行動が減ります。
結果として、自分自身の成長が止まってしまったり、職場からの評価が低くなります。
正社員を目指すのであれば、「会社から新しい役割をもらうために、まず自分が会社に与える」という視点が大切になりますよ。
工場で派遣から正社員になるための面接で大切なこと
正社員登用や紹介予定派遣で正社員を目指す場合、面接があることがほとんどです。
派遣から正社員になるためには、次のポイントが重要です。
- 面接マナーを守る
- これまでの実績と今後の目標をアピール
- よく聞かれる質問への準備
面接マナーを守る
正社員の面接は、ラフで私服OKな場合が多い派遣の面接とは違います。
- 着ている作業着、スーツは汚れていないか
- 服や帽子は正しく着用しているか
- 髪型やひげ、化粧など、最低限の身だしなみは整っているか
面接マナーを守れているかどうかで、印象も大きく変わります。
見た目で損することがないように、しっかり整えておきましょう!
これまでの実績と今後の目標をアピール
面接で聞かれる質問内容として、次の2つは答えられるようにしておきましょう!
- これまでの実績(過去・現在)
- 今後の目標や抱負(未来)
これまでの実績では「成果」を、今後の目標では「やる気」をアピールできます。
「何も用意していなくて答えられなかった…」ということがないように、しっかり準備しておくことをオススメします。
正社員登用の面接のときに、「上司から推薦を受けただけなので、アピールは何もありません」と答えた人がいました。
やる気や自主性が一切感じられず、評価もできないので、みなさんは気を付けてください!
よく聞かれる質問への準備
派遣から正社員になるための面接では、よく聞かれる質問への準備も大切です。
事前によく聞かれる質問について、情報収集しておくと安心です。
- 正社員登用の場合⇒職場の上司や先輩
- 紹介予定派遣の場合⇒派遣会社の営業担当者
- 転職エージェントの場合⇒転職エージェント・担当者
ネットや口コミにも情報がある場合があるので、自分で調べてみるのも方法の1つです。
よくあるQ&A
正社員登用があれば、なれる可能性があります。制度があるかどうか確認してみましょう!
企業によって異なります。派遣会社の担当や職場の上司・先輩に質問して、条件を確認してみましょう!
正社員になる方法は3つです。①正社員登用を目指す、②紹介予定派遣を利用する、③転職エージェントを活用する、です。あなたに合った方法で正社員を目指しましょう!
まとめ
工場で派遣から正社員になれるかどうかは、企業によって違うんだね。
まずは、派遣先の企業の条件を確認してみるよ!
すぐ行動出来てすばらしいですね!
理想の働き方が出来るよう応援していますよ!
いかがでしたでしょうか?
- 製造業・工場の正社員を目指している
- 工場で派遣から正社員になる方法が知りたい
という方の参考になれば嬉しいです!
これからも一緒に行動して充実した仕事生活をめざしましょう!