いま転職活動中でいろんな業界や業種をみてるんだけど、製造業ってノルマはあるのかな?
あまりにもノルマが厳しすぎるとプレッシャーを感じやすいから、気になっちゃって。
確かに厳しい目標で頑張れる人もいますが、ほとんどの場合はストレスを感じますよね。
今回は、「製造業にノルマがあるかどうか」「ノルマが少ない仕事を探すポイント」をお伝えしますね。
この記事の書き手は、
- 製造業の人事歴9年
- 製造現場の経験あり
- 転職経験1回
という感じです。
- 製造業にノルマがあるか不安
- 製造業でノルマが辛い時の対処法が知りたい
- 製造業でノルマが少ない仕事を選びたい
参考になれば、うれしいです!
ノルマがあるとなぜ辛い?
そもそもノルマがあるとなぜ辛いのでしょうか?
製造業に限らずノルマがあると辛い理由は、次のとおりです。
- プレッシャーやストレスを感じる
- 長時間労働になりやすい
- 人間関係が悪化する
プレッシャーやストレスを感じる
仕事でノルマがあると辛い理由1つ目は、プレッシャーやストレスを感じるからです。
- 時間内に作業を完了させなければいけない
- 売り上げを達成しなければいけない
- 決められた数の製品を作らなければいけない
など、厳しすぎるノルマは精神的な負担が大きいです。
ノルマ達成できないと、自分を責めたり、上司から注意されることもあります。
その結果、仕事が楽しくなくなり、出勤するのが憂鬱になるかもしれません。
長時間労働になりやすい
仕事でノルマがあると辛い理由の2つ目は、長時間労働になりやすいことです。
あまりにも厳しすぎるノルマがある場合、普通の仕事量をこなすだけでは目標達成するのが難しいときがあります。
それでも期待に応えてノルマを達成しようとすると、たくさんの仕事量をこなすために長時間働くことになります。
中間管理職が目標達成のために、長時間労働になっていることはよくある例だと思います。
上司からは厳しいノルマを言われる一方、人件費削減のために部下の業務を代わりに担当することもあるからです。
働く時間が長すぎると、休息する時間やプライベートな時間が減ってしまうので、身体的・精神的ストレスを溜めやすくなってしまいます。
人間関係が悪化する
仕事でノルマがあると辛い理由の3つ目は、人間関係が悪化するからです。
厳しいノルマがあると、
- 上司や先輩に注意・指導される
- 周りの同僚に迷惑をかけてしまう
- 社員同士で足の引っ張り合いがはじまる
といった出来事も起こります。
うまく対処できれば問題ありませんが、長期間続くと人間関係が悪化することがほとんどです。
ノルマが厳しいだけでなく、雰囲気の悪い職場で仕事をするのはとても辛いことです。
製造業にノルマはある?
結論から言うと、製造業もノルマはあります。
製造業の代表的なノルマは、次のとおりです。
- 生産数
- 作業時間
- 不良率
生産数
製造業のノルマの代表例は、生産数です。
会社の売上目標やお客さんからの受注数に応じて、年間・月間・1日あたりの生産計画が決まっています。
その生産計画をもとに、チームや個人の生産数があります。
生産ラインの中で何名かで作業する場合、1人で作業する場合、どちらもありますよ。
作業時間
代表的な製造業のノルマ例には、作業時間もあります。
想像しやすいのは、製造ラインでの作業です。
例えば自動車Aを作るのに、①塗装、②組立、③検査、の3つの工程があったとします。
自動車Aはベルトコンベアの上を流れているので、①~③の作業時間は決まっています。
遅れると生産がストップしてしまいます。
生産数を確保するために、作業時間のノルマがきっちり決まっている場合があります。
不良率
製造業のノルマには、不良率もあります。
製造業では、製品の不良率を下げることがとても大切です。
- 不良品を作らない⇒生産コストの削減
- 不良品をお客さんに届けない⇒信頼感アップ
といったメリットがあるからです。
- 不良品○○個以下で作業する
- 不良率を○○%改善する
というような、不良率のノルマが設定されている場合もありますよ。
製造業でノルマが辛い時の対処法
製造業にも、ノルマがあることをお伝えしました。
企業や会社は利益を上げなければいけないので、目標達成のためのノルマがあるのは自然なことです。
問題になるのは、自分にとってノルマが厳しすぎる時です。
製造業でノルマが辛い時の対処法は、次のとおりです。
- ノルマがどういうものか考えてみる
- スキル向上や上司に相談する
- 転職する
ノルマがどういうものか考えてみる
まずは、ノルマがどういうものか考えてみましょう。
ノルマには大きく分けて、次の2つがあります。
- ほどんどの人が達成するのが難しいノルマ
- 向き・不向きで能力の差が出るノルマ
①は避けるべきですし、②はあなた自身のキャパを確認する必要があります。
スキル向上や上司に相談する
ノルマが作業や能力で対処できると分かった時は、スキル向上を目指しましょう。
- 作業手順の見直しや改善提案をする
- 研修や勉強会に参加する
といった方法があります。
ノルマの見直しや改善策について、上司に相談するのもオススメです。
転職活動する
対処法として、転職活動するのも方法の1つです。
- 無理難題なノルマがある
- スキル向上しても達成できない
- 上司に相談しても解決しない
といった場合は、今後も状況が良くなる可能性は低いです。
厳しすぎるノルマの精神的・身体的な負担は大きいので、転職するのがオススメです。
転職はリスクですが、転職活動はリスクではありません。良い企業がなければ、転職しなければOKだからです。
まずは、転職活動をはじめてみましょう。
転職エージェントであれば、企業の情報収集~応募書類の作成~面接・企業とのやり取りまで無料でサポートしてくれます。
サポートしてくれる分、忙しい人でも転職活動が挫折しにくいので、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
製造業でノルマが少ない仕事のメリット
製造業でノルマが少ない仕事のメリットは、次のとおりです。
- 精神的・身体的な負担が少ない
- ワークライフバランスが向上する
- お給料が安定する
精神的・身体的な負担が少ない
製造業でノルマが少ない仕事のメリット1つ目は、精神的・身体的な負担が少ないことです。
あなたにとってノルマが厳しすぎると、
- プレッシャーやストレスを感じる
- 仕事のパフォーマンスが上がらない
- ケガや病気をしてしまう
といった精神的・身体的な負担が出てしまいます。
このような悩みを抱える心配がなく、充実した仕事ができるのはメリットのひとつです。
ワークライフバランスが向上する
製造業でノルマが少ない仕事のメリット2つ目は、ワークライフバランスが向上することです。
ノルマが厳しすぎると、通常の仕事量ではたりないので多くの仕事量をこなすために長時間労働になりがちです。
私の上司にも、多くの仕事量をこなすために長時間労働している方がいました。
仕事に使う時間が長いので、どうしてもプライベートの時間が減ったり、ストレスを抱えたり、少し不健康そうな印象でした。
ノルマが少なければ、長時間労働をする可能性が低いため、仕事とプライベートを両立して健康に過ごせるのもメリットです。
お給料が安定する
製造業でノルマが少ない仕事のメリット3つ目は、お給料が安定することです。
ノルマが多い・厳しい場合は、
- 歩合制
- 残業が増える
といった可能性があります。
歩合制や残業は、お給料の多い時と少ない時の差が出やすいです。
一方ノルマが少なければ、お給料の変動が少ないので安定した賃金を得やすいのもメリットです。
製造業でノルマが少ない仕事のデメリット
製造業でノルマが少ない仕事のデメリットは、次のとおりです。
- モチベーションが下がりやすい
- 昇進や昇給のチャンスが少ない
- 評価基準があいまいで不満が出やすい
モチベーションが下がりやすい
製造業でノルマが少ない仕事のデメリット1つ目は、モチベーションが下がりやすいことです。
ノルマがない・ノルマが簡単すぎる場合、仕事へのやりがいを見出しにくくなります。
あまりにも簡単すぎるゲームをやっていても、全く楽しさを感じられない時と似ています。
ノルマが少なくモチベーションが下がりそうな時は、あなた自身で目標を見つけて取り組んでみることをオススメします。
昇進や昇給のチャンスが少ない
製造業でノルマが少ない仕事のデメリット2つ目は、昇進や昇給のチャンスが少ないことです。
ノルマがない・少ない場合は、評価できる基準やポイントも少なくなります。
昇進・昇給の機会を得るために上司に評価してもらうためには、あなた自身で仕事の実績をつくってアピールする必要がありますよ。
評価基準があいまいで不満が出やすい
製造業でノルマが少ない仕事のデメリット3つ目は、評価基準があいまいで不満が出やすいことです。
ノルマがない・少ない場合は、客観的なデータに基づいて評価するポイントが少なくなる可能性があります。
勤務態度や能力、コミュニケーションで判断される場合、主観的な評価になりやすくなってしまいます。
評価基準があいまいだと、職場での不満が出やすくなるのもデメリットのひとつです。
製造業でノルマが少ない仕事を探すポイント
製造業でノルマが少ない仕事を探すポイントは、次のとおりです。
- システム化・マニュアル化された仕事
- 個人ノルマよりもスキルアップや経験を重視
- 個人ではなくチーム目標を重視
システム化・マニュアル化された仕事
ポイント1つ目は、システム化・マニュアル化された仕事かどうかです。
システム化・マニュアル化された仕事は、個人の作業が少なく、個人の能力によって差が出ることが少なくなります。
製造業でノルマが少ない仕事を探すときは、システム化・マニュアル化された仕事かどうか判断してみるといいでしょう。
個人ノルマよりもスキルアップや経験を重視
ポイント2つ目は、個人ノルマよりもスキルアップや経験を重視しているかどうかです。
企業や会社の価値観として、「結果」よりも「過程を」重視している場合はノルマが少ないことが多いです。
製造業でノルマが少ない仕事を探すときは、1人ひとりの能力や行動の頑張りを評価してくれる会社を選ぶのもポイントです。
個人ではなくチーム目標を重視
ポイント3つ目は、個人ではなくチーム目標を重視しているかどうかです。
個人ではなく全体としてノルマがあるので、個人で達成できなくてもチームとしてクリアできていればOKです。
製造業でノルマが少ない仕事を探すポイントは、個人ではなくチームの目標になっているかどうかも大切です。
製造業のノルマに関するQ&A
製造業にもノルマはあります。主に、①生産数、②作業時間、③不良率、の3つのノルマがありますよ。
働く前は誰でも仕事ができるか不安ですよね。職場によっては、ノルマが達成できるかどうか簡単な作業テストがある場合もありますよ。仕事を始める前は自分の向き・不向きにあっているかどうか、よく確認しておくことが大切です。
ノルマが辛い時の対処法は、①ノルマがどういうものか考える、②スキル向上や上司に相談する、③転職活動をする、といった方法があります。どうしてもしんどい時はムリをせず、休んでみるのも心と身体を守るために大切ですよ。
まとめ
製造業にもノルマがあることが分かったよ。
自分の能力や感じ方によって合う・合わないがあると思うから、しっかり見極めて会社選びするよ!
企業である以上、ノルマや目標がない会社はないですよね。
自分に合った企業で充実した仕事ができるよう、応援していますよ!
いかがでしたでしょうか?
- 製造業への就職・転職を考えている
- 製造業でノルマが辛く対処法が知りたい
という方の参考になれば、うれしいです!
あなたに合った仕事選びで充実した仕事生活が送れるよう、祈っています!
これからも行動して一緒に頑張っていきましょう!